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1月「えがおとわたし」

コミュニケーションをテーマにした講演会に参加した。

子どもをもつ保護者や教師を対象とした内容で,古くはゲーム脳、近年ではケータイ脳などに触れ,
極端な感情爆発(過去には「キレる」とされた行動)の抑制には、成長の時期にきちんと栄養を取って
脳細胞を増やし、適切な刺激によって神経回路を豊かにすることが必要であるとのことであった。

栄養については鮭(DHAによる健脳効果、アスタキサンチンの抗酸化性)を食べると良く、
適切な刺激とは、動物の子どもがするように、全身を使った、仲間とのじゃれつき遊びを言うのであった。

講演の導入として、テレビやゲーム、携帯機器が脳に与える影響に触れ、一歩間違えれば、
それらが原因であると受け取られかねない面もあったが、結論を言えば、生活スタイルの変化に伴い、
喜怒哀楽を育てる土壌が失われた現代において、適切に感情を育てる方法の提案が主な内容であった。

つまるところ、幼少時にきちんと感情を育てておけば、
青年期にいきなり感情が爆発するようなことが無くなると言うのである。

何事も、加減を知る機会があれば、極端な力の使い方はしないだろう。

現代社会はルールありきで、どれだけ早く適応させるかが、教育に求められる節がある。

ルールとは、全員が心地よく暮らせる為のものであるから、
お互いが主張しあった先に定められるのが本来であろう。

個人が自己を発揮する芽を摘んで、形だけ従わせたなら、
行き所を失った未成熟な感情は溜め込まれることになる。

じゃれつき遊びの本質は、クッションのような心地よい素材の上で、
大人も子どももなく、互いに転がり合ったりくすぐりあったりと全身を使って遊び、笑い、
楽しさを放出しながら共有するものである。

もっと開放的なところでは、どろんこ遊びなどで、全身泥まみれという事例もある。

生まれ持った自然な感情が、全身を使った触れ合い遊びの中で自然に発揮され、
仲間と共有されるとき、神経回路は増大する。特に笑顔を向けられると、効果が大きいようである。

スマートを求めた現代は、利便性と引き換えに窮屈になったと言えよう。

人間そのものは今でも自然の一部である。

自然を丸ごと抱えて生まれてくる子どもたちが、
スマートさに使われるのではなく器用に使いこなす為には、

自然の姿に立ち返った触れ合いが、本当に必要なのだろう。

少なくとも、大人が子どもに笑顔を向けることを、忘れてはいけない。

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